2015/4/15  教区平和ミサ

教区平和ミサを米子教会で行いました。
昨年8/6から今年8/6までは、広島教区平和年です。
岡山鳥取地区では、地区全体の取り組みとして三回の平和ミサを企画しました。
一回目が米子教会で4月12日に行われ、推進チーム役員4人が岡山・倉敷から教会巡礼を兼ねてミサに与りました。共同祈願に特別の意向を加え、ミサ直後には参加者全員に平和年の想いを伝えました。
米子教会聖堂いっぱいの信徒の熱気に逆に打たれました。ミサ後は希望者を中心に「戦後70年司教団メッセージ」を荻神父様から解説していただき、その後、 鳥取空襲(1945年7月28日)や岡山空襲(同年6月29日)の歴史を語り合いました。帰路、大山口駅空襲犠牲者を祈念する慰霊の碑を訪ね追悼の祈りを 捧げ非戦の誓いを新たにしました。
第二回目は、玉野教会へ三末名誉司教様をお呼びし7月5日に行います。


2013/8/12  広島平和巡礼

8月5日・6日に開かれた広島平和巡礼へのバスは、玉島教会6名、倉敷教会4名、岡山教会12名の参加がありました。
 岡山教会では祈り鶴を毎年平和祈願ミサで奉納しています。祈り鶴は14環、約35000羽でした。
祈り鶴を折ってくださった方、糸通しのご協力いただいた方等、皆様の平和への祈りに溢れた祈り鶴は、一部は広島平和記念公園へ、残りは5日の広島平和記念聖堂に於いて、平和祈願ミサで奉納いたしました。
 また、平和俳句万葉賞2013《応募者総数(大人の部)214句(83名)》に岡山教会の津田茂樹さんの平和俳句が選ばれました。選者前田万葉司教様の平和俳句と併せてご紹介いたします。
「原爆忌九条捨ててなるものか」  津田茂樹
 

「安からに繰返さぬと原爆忌」   前田万葉
      

「九条は平和の掟終戦日」     前田万葉


小さな活動ではありますが、来年も続けていきたいと思います。
昨年に引き続き、皆様のご協力に心から感謝申し上げます。キリストの平和がわたしたちの心のすみずみにまでゆきわたりますように。



2013/7/8  レクイエムコンサート

  今年もスタッフとして携わり、そして素晴らしい音楽を聞かせて頂きました。岡山空襲の体験映像で始まり、歌&オルガン、天台声明、歌&倉敷アカデミーアン サンブルの演奏と続きました。今では歴史上の映像となったとはいえ、「これが岡山?」と思う痛ましい光景に言葉を失うばかりです。空襲映像の後、最初に響 いたピエ・イエズの音楽が私たちを黙想の世界へ誘(いざな)い、続いてアヴェ・マリアの歌に合わせて祈りを捧げ、宗教の枠を超えて荘厳な天台声明が響き渡 り、最後は一本の糸の様なアンサンブルの演奏が人の絆を差し示したように私は思います。
美しい音楽や芸術は祈りへの招きであり、又、人と人の架け橋であると私は確信します。政治や宗教対話となると、どうしても諍(いさか)いが生じるが、音楽 や芸術となるとその素晴らしさをお互いが共感し、そこに親近感を抱くようになるからです。又、言葉が分からなくても外国の方へ音楽一つで歓迎の気持ちを伝 えられるものです。何より、音楽や芸術は心を落ち着かせ、それにより心和むと優しい気持ちになれます。心に何らかの蟠(わだかま)りが生じた時、心休まる芸術に触れてみては如何でしょうか?
今回、子供連れの方が沢山いらして下さったが、映像をアニメ仕立てで紹介していたので、小さい子供さんでも興味を持って下さったように思います。最後、出 口で募金を呼び掛けていると、小さい兄妹がそれぞれ自分の財布から小銭を取り出し、小さな手で入れて下さったのが印象に残っています。
文責 藤井美保

「レクイエムコンサート・平和への祈りvol.6」
    マリア・ヴィヴィアナ 福田浩子(岡山教会、レクイエムコンサート実行委)
 岡山空襲から68年目の6月29日、岡山教会大聖堂にて「レクイエムコンサート・平和への祈り」を開催いたしました。岡山空襲メモリアルコンサートとして2008年から毎年開催しています。今年は約220名の方がご参加下さいました。
 コンサート前半は「鎮魂と平和への祈り」。冒頭に岡山空襲関連映像「炎の記憶」(ダイジェスト版)をご覧いただきました。この映像は、岡山教会信者の岩 井里子さんの体験をもとに岡山市が制作したものです。空襲によって家族4人をなくされた岩井さんの壮絶な体験を、子供達にもわかりやすいようにアニメにし て、そこに実際の空襲直後の岡山市の映像等を重ねた作品です。
 この映像に続いて鎮魂の歌「ピエ・イエス」を演奏しました。そして、マザー・テレサの言葉と共に3つの「アヴェ・マリア」を歌い黙想しました。
「どうかわたしを、憎しみから愛へ、戦争から平和へお導きください。
どうか、平和が、わたしたちの心、わたしたちの世界、
そして、宇宙に満ちあふれますように。」(「マザー・テレサ日々のことば」より)
この祈りが私たち皆のものとなるようにマリア様に取次ぎを願いながら「アヴェ・マリア」を歌いました。
その後に、岡山天台声明研究会による鎮魂の声明が続きました。
後半は「平和の調べ」。弦楽オーケストラ倉敷アカデミーアンサンブルと私の歌で、バロック音楽を中心に演奏しました。
キリストの平和が、聴衆の皆様はじめすべての人々と共にありますように、この世界に平和が満ちあふれますようにと祈りを込めて演奏しました。岡山空襲を、 そして、戦争を体験された方々の平和への強い願いを私たちが引きつぎ、日本がもう二度と再び、戦争への扉を開くことがないようにと強く願います。
 私たち1人1人が平和について考え、それぞれの置かれている場所で、平和のために働きたいと思います。
このコンサートを通して、少しでも神様の愛の光が人々の心に灯されて、社会の中に広がっていきますように祈ります。
最後になりましたが、コンサート運営費のためにたくさんのご協力をいただき、心より感謝申し上げます。


2013/2/9  アーサー・ビナード講演会

皆様
主の平和
去る1 月27 日、広島地区の主催で行われたアーサー・ビナード講演会「福は内 プルトニウムは外!」の録画が、youtubeにupされています。
『私たちは表現のための道具として言葉を使っているが、
一方では、使う言葉のレンズを通して世界を見ている。
言葉に嘘が組み込まれていると、レンズはくもってしまう。
レンズにこだわって現実を見なかったり、レンズが現実より優先されると問題である。

原子爆弾、核兵器、原子力平和利用、原子炉等の言葉は、
生活の中から生まれた言葉ではなく、
核推進勢力の狙い、視線がひそんでいる。・・・・・・・・・』 (アーサー・ビナード)
核推進の現実を見るために、ぜひ、
http://www.youtube.com/watch?v=27D__V3nGV4
をご覧ください。